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Interview with  MATTHIAS GARCIA

日本初個展 マティアス・ガルシアの世界観とは。

2018.10.15  TEXT: Kaito Itsuki

ーまずあなたについて教えてください。

マティアス・ガルシアです。

パリ出身、在住でスペインとフランスのハーフです。今はエコール・デ・ボザールに在籍しています。

ー作品を作り始めたのはいつなのでしょうか?

幼少期から絵を描いています。でも油彩画を学び始めたのは6年前からですね。

ーあなたの作品はグロテスクだったり、ファンタジーな要素を感じさせますね。さらに子供、魚、人魚、悪魔、妖精やネイルのされた手やマニキュアなどのモチーフが作品中に多く見受けられます。そういった要素をいれながらも、どういった世界観をつくりあげているのでしょうか?

 

私は、それが本物なのか、それともオモチャで作り上げられているのか解らないような世界を作ろうとしています。

 

そこの花々も偽物であり、または死や絶望の存在がただのゲームのような世界です。

私の世界では物事の順位を排除し、童話やアートヒストリーを同等に扱います。たとえばゴヤとマーメイドの存在が、同じ重要性をもつように。

記憶も同じ重要性として扱われる要素の一つです。

自分の生活から得た記憶も、夢から得た記憶も私には違いがないのです。

そして作品すべての中にその姿が見えなくても、私の作品は”怪物”について語っているのです。

“怪物”は私たちの記憶の守護霊であり、その姿は現れるたびに違うのです。しかし人類の黎明期からここにいるのです。

 2018 "La peur toque à la port" oil on canvas

この場所が自分自身の現実性を得られるものなのかが、私の特に興味のあることです。

なにかを現実のものにしようと決心することは、なによりも重要なことなのです。

私は引用されたヒエラルキーや制限から解き放たれた世界をつくり出し、巨大な混沌の庭へ投げ入れようとしているのです。

 

子供時代というのは、まさにそういった状況でモラルがない故に良い行いも悪い行いもすべて同じレベルにあります。

なぜなら子供の心の闇というのは最も純粋なもので、それこそが私の興味です。

ーあなたの作品だけではなく、服装もとてもユニークなことがあなたのインスタグラムなどからわかりますね。どのように自分自身のスタイルを得ていますか?

私のファッションスタイルはそんなにユニークではないですね。

多くのほかの人たちとは違いますが、彼らも自身のファッションを私と同じく持っていると思っています。

以前は日本のヴィジュアル系のようにドレスアップしたいと思っていました。

私は自分自身の物語や、ジェンダーや年齢についての自分のルールを作るためにただ服を着ています。

かわいい服も好きですが、おばあちゃんの服やもっとダークなものも好きです。それら全部が私の一部だと思っているので。

自分のスタイルは日本の『病みかわいい系』に近いと思いますが、それのヨーロッパ流ですね。

インスタグラムのストーリーでは彼の私生活を垣間見ることができる。

ガルシアが今回の滞在で最初に買った、”オトコの娘”をテーマにしたアンソロジーコミックス。

ー昨年京都の美術大学での短期交換留学で初めて日本を訪れたそうですが、日本の印象を教えてください。

大好きな人たちともたくさん出会うことができ、交換留学はとても素敵なものとなりました。

日本は僕にとって魔法のようです。

 

でも日本に来る前から、この国の自然や漫画・アニメ、さらに性的な感覚が好きでした。

たとえば『ショタコン』、モラルを排除して子供の性について語っているところが好きです。

ー最後にあなたの展示を訪れる人たちにメッセージはありますか。

まず東京に呼んでもらったことに感謝を伝えたいです。

この街で展示ができることはとても誇りですし、僕の作品がみなさん自身の心の中にいる、おかしくもユニークな子供達に語りかけることができればと思っています!

あと、忘れちゃいけないのが Anata wa naraku no hana janai

2018.10.19[金]-11.02[金] 12:00-20:00 *​月曜日休廊

​ハロウィンパーティー :10.28[日]

イベント詳細